- ご相談者
- 神奈川県 J様(50代 男性)
- 家族構成
- 夫婦・子1人
- ローン残債
- 1880万円
- 売却時価
- 1070万円
相談内容・相談者の状況
とある真夏の昼間に、ご相談頂きましたJ様のお宅へ面談に伺いました。
J様のご相談内容は、2年前にご主人様が元々お勤めの会社を早期退職し、
その退職金で自宅の1階部分を改装し、夫婦で念願の小さな飲食店をオープンしました。
しかし、現実は厳しく、なかなかお客さんが入らず、売上は伸び悩み、住宅ローンの支払いに苦しむ生活だったそうです。
集客につなげる為に、メニューを改良したり、広告をしたりもしたそうですが効果は薄く、
面談に伺ったときはお店を閉めることをほぼお決めの状態でした。
【解決】
ご自宅の1階は改装されて飲食店舗仕様、2階が住居となっておりました。お子様は娘さんがお一人いらっしゃいましたが、大学のために一人暮らしをしており、
2階の2DKでご夫婦二人でお住まいでした。
販売に関してのネックはもともと住宅だった1階部分の改装し、店舗仕様にしたことで、
購入希望者のターゲットが絞られてしまうことでした。
販売開始は1300万円台からスタートし、その価格は近隣の中古戸建としては相場の金額ではありましたが、
やはり問合せや反響は芳しくなく、多少の苦戦を強いられました。
債権者である保証会社との交渉で2度金額の見直しをしてところで、地元の不動産会社が買取をしてくれ成約。
店舗付貸家として、その後借り手もついたそうです。
J様は任意売却後、新たに料理人として仕事に就き、アパートをお借りになり、
新たな生活をスタートされました。
本事例はご相談者様の許可を得て掲載しておりますが、相談者様を特定される恐れのある内容は差替えさせていただいております。