- ご相談者
- 東京都 H様(37歳 女性)
- 家族構成
- 母・弟
- ローン残債
- 2,250万円
- 売却時価
- 1,800万円
相談内容・相談者の状況
一年前に、父が亡くなりました。自宅は母と私と弟で相続し、現在は母と弟が住んでいます。父が亡くなり、保険でローンはなくなっていると思っていましたが、最近になり裁判所から競売の通知が届きました。
私自身嫁いでおり、遠方の為、あまり動くことができません。どうすればよいでしょうか?
現況について
- 毎月の返済額:不明
- 収入:290,000円 ※内訳 母90,000円 弟200,000円
このような事例の注意点
住宅ローンを組んだ際に、団信(団体信用生命保険)にも加入し、その名義人に不幸等があった場合、団信によりローンが全額返済されるのが一般的ですが、実は団信に加入していなかった、保険料の未払いがあった、等の理由で団信が適用されないというケースは稀にあります。本件は過去の保険料未払いによるものでした。現在住宅ローンをお組の方は、今一度、団信の加入がきちんとされているかどうかを見直してみる必要があるかも知れません。
解決内容と結果
本件は抵当権が3本設定されていましたが、三番抵当のみ団信により完済済み、しかし一番抵当、二番抵当はお父様が亡くなってから返済されずに残っておりました。返済のなされていない住宅ローンは滞納扱いされ、保証会社・債権回収会社に移管され、結果競売申し立てされていました。幸い、競売開始決定直後のご相談だった為、任意売却する事が出来、お母様と弟さんは賃貸マンションへスムーズに引っ越し、無事競売を取り下げられました。
本事例はご相談者様の許可を得て掲載しておりますが、相談者様を特定される恐れのある内容は差替えさせていただいております。