- ご相談者
- 茨城県 K様(50代 男性)
- 家族構成
- 夫婦・子3人
- ローン残債
- 1250万円
- 売却時価
- 790万円
相談内容・相談者の状況
ご相談に来られた時からさかのぼること数年前、東日本大震災の影響により
K様のお勤めしていた飲食関係の会社は急降下で売上が減ってしまいました。
そして震災から一年半後にK様の会社は倒産、
会社の業績低迷から転職を考えてはいたものの、責任者の立場でもあったK様は辞めるにも辞められず、
転職先を見つける時間も無く無職となってしまいました。
年齢からスムーズに就職先も見つからないまま、貯金を切り崩し生活、
しかし貯金も尽き、銀行カードローンから借り入れる生活が始まってしまいました。
無収入よりは、とアルバイトを始めたものの、支出には到底追いつかず、
気づけば借入は200万円となっておりました。
みどり住宅相談所へご連絡くださったのは、そんな状況のときでした。
【解決】
当初K様は、住み続けをご希望されました。しかしながら借入の大きいK様の今の状況では生活は再建されない為、
みどり住宅の弁護士相談員による面談をおこない、個人再生手続を検討しました。
債務が圧縮され、原則3年(~5年)かけて月々支払をしていきますが、
住宅ローン支払をしながら個人再生手続きすることと、任意売却を比較し、ご家族で話し合った結果、
任意売却することとなりました。
将来的に息子様の買戻しを視野に入れ、買主様と2年間の定期借家契約を結びその家に住み続け、
2年後までに買い戻すか、お引越しするかの結論を出すことで任意売却成約となりました。
リストラや会社倒産は生活が突然一変してしまう事態です。
失業保険はあるにせよ、それは解決策になるわけではありませんので、
落ち着いて今後の計画と考えることや、任意売却と言う方法もあること知ってほしく思います。
本事例はご相談者様の許可を得て掲載しておりますが、相談者様を特定される恐れのある内容は差替えさせていただいております。