- ご相談者
- 東京都 O様(50代 男性)
- 家族構成
- 独身
- ローン残債
- 1960万円
- 売却時価
- 1590万円
相談内容・相談者の状況
2001年に地元関西にマンションを購入しました。
そこで母と二人で住んでいましたが、5年前に私が転職をし、
3年前に東京に転勤になりました。
マンションはどうしようかと思ったのですが、そのタイミングで姉が離婚をし、
地元へ戻ることになりましたので、入れ違いで姉に住んでもらい、
母と姉で住宅ローンを支払い、私は管理費を払うこととなりました。
私は東京に住むこととなりましたが、会社から家賃手当てが出るので、
管理費を支払うことに負担はないのですが、去年末頃から、姉がローン支払の援助を求め始めました。
もともと母は僅かながらパートをしており、姉は派遣社員でしたが、
母が体調を崩しあまり働けなくなり、病院代も大きくなり、
姉の収入も多いものではなく、不安定だった為、厳しくなってきたようです。
しばらくは私も、もとは自分のローンでもあるので、
姉にローン一部負担金を渡していましたが、このままずっと負担するほど私も余力があるわけではないので、
何か方法が無いかご相談したい次第です。
【解決】
O様所有の関西のマンションは、机上査定では、売却を試みても、売却代金でローンの完済は難しく、売却する為には任意売却しか方法はありませんでした。
売却や引越しにお母様は多少難色を示されましたが、
ご家族の説得でご了解をいただき、任意売却へすすめることとなりました。
O様経由でお住まい中のお母様とお姉さまにアポイントを取ってもらい、
室内の確認とその上での査定を行いました。
お姉さまには、任意売却の手続きに進めている間や売出期間中に少しずつ引越し費用を貯えていただき、
売却時に債権者が売却代金から認めてくれる引越し費用を充当して、
近くのアパートにお母様とお引越ししました。
O様は、今まで負担していた管理費を、任意売却により残ってしまった残債務の返済に充て、
円満の解決となりました。
本事例はご相談者様の許可を得て掲載しておりますが、相談者様を特定される恐れのある内容は差替えさせていただいております。